科目名 | リゾート論 Resort Management Theory |
---|---|
種別 | 学内提供科目 |
単位 | 2単位 |
大学名 | 流通科学大学 |
担当教員 |
小久保 恵三 教授 |
開講期間 | 前期(4/7 ~ 7/28) |
開講日・時間 | 木曜 9:00~10:30 |
対象学年 | 2年 |
募集人員 | 100名程度 |
リゾートには観光と似ているところもあれば、全く異なる点もあります。突き詰めれば リゾートライフは「生活」に至ります。また、大部分のリゾートは「繰り返しの行動」です。従って、おみやげを買う、といった行動は本来、無くなります。観光が感動を伴う動 的な概念であるのに対し、リゾートは意識するかどうかはともかく、心身の弛緩が目的です。従って静的な概念といえるでしょう。しかし、行動する人も開発しようとする人も、 そのような厳密な区分を考えることはあまりありません。本論はその区分を極め、 リゾートとはどのようなものか、わが国に定着させるために何が必要か、を学ぶものです。何故 そのようなことを学ばなければならないか、その答えは「私たちの生活の質を高めるため」といえるでしょう。経済の建て直しが実現しても、国民の生活の質そのものが豊かになら なければ、意味はありません。あるいは本当の意味の経済再建は国民生活の質の向上なくしてはありえない、といっても良いでしょう。
講義は世界や日本のリゾートのケースを分析し、可能な限り、ビジュアルな資料も活用 して「体感」しながらの理解を目指します。学習すべきモデルの多くは外国にありますが、わが国固有の条件と照らし合わせながら、「わが国のリゾート」のあるべき論を探ります。 なお、このリゾート論では基本的に海浜リゾートを対象に取り上げます。
回数 | 講義内容 |
---|---|
1 | リゾートの原論 定義、概念の解説 |
2 | リゾートの歴史 1 温泉と湯治 |
3 | リゾートの歴史 1 別荘整備の背景と目的 |
4 | リゾートの歴史 2 経済社会の発展とリゾート開発 |
5 | リゾート法のしくみと功罪 1 総合保養地域整備法成立の背景、法の意図したこと |
6 | リゾート法のしくみと功罪 2 施行以降の状況 |
7 | リゾート・プロジェクトの検証 トマムとカビラ |
8 | リゾート地域の検証 沖縄県のリゾート構想とネクスト・ステージ |
9 | 海外のビーチリゾート開発タイプ 開発スキームの研究 |
10 | 小規模リゾート/無計画型と計画型 プーケットとモルデイブ |
11 | 中規模リゾート/計画型 発展途上国の開発スキーム ヌサドゥア |
12 | 中規模リゾート/無計画型と計画型 ワイキキとカアナパリ |
13 | 大規模リゾート/無計画型と計画型 アカプルコとカンクン |
14 | 大規模リゾート/無計画型と計画型 先進国 コートダジュールとラングドックルシオン |
15 | 総括―リゾート事業の課題と展望 |
①中間小テスト、②定期テストの総合評価で行います。
出席点はありませんが、出欠は毎回とります。
最終的にはリゾートの存在が国土のありようや人間の存在に深く関与するものであること を理解していただきたい。
① 座席指定をします。出欠は座席への着席で確認しますので、勝手に席の移動をすると不 利益を被ります。
② 私語、携帯いじり、途中退室、遅刻などで授業中に何度か注意を続けて受けた場合は、 定期テストの点数が無効になります。
③ 教室内での飲食、着帽、サングラス、携帯充電などは許可しません。注意されなくても 記録され、減点の対象とします。
④意識して自らリゾートライフを経験してください。
UNITY(Academic Community Hall)
Kobe Academic Park Association for the Promotion of Inter-University Research and Exchange
Copyright © 1994 - 2025 UNITY. All Rights Reserved. -- このサイトについて
This page is produced by Kobe City College of Technology.