科目名 | アメリカ地域論2 Area Studies of America 2 |
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種別 | 学内提供科目 |
単位 | 2単位 |
大学名 | 神戸市外国語大学 |
担当教員 |
芝田 幸一郎 准教授 |
開講期間 | 後期(10/1~2/4) |
開講日・時間 | 木曜 12:45~14:15 |
対象学年 | 全学年 |
募集人員 | 若干名 |
<h4>「アンデス文明とその遺産―古代から現代への継承2」</h4>
日本を含む一部のアジア諸国では、いまだに「四大文明」などという誤解を招く文明観がまかり通っている。 そこに含まれないアンデス文明については、高校までの学校教育では、ほとんど扱われ ない。そのため、一部のメディアがふりまく過度に神秘的なイメージを抱く者も少なくない。 本講義 では、主に考古学・人類学研究の成果としての基礎知識によって、まず学問的根拠のあるアンデス文 明像の定着を図り、旧来の文明観を払拭する。 次に、スペインによる征服がもたらした諸問題を学習し、異文化による長期的な支配を受けることの作用について考察する。その後は、古代アンデス研究で扱われる様々なテーマの中から、 他地域・他分野との関連が深いものを選んで紹介する。また、教員自身が長年ペルーで実施してきた発掘調査や研究についても少し紹介する予定である。
我々にとって、古代アンデスという異文化について学ぶことは、現代ペルーというもう一つの異文 化を理解するために必須の土台である。 これらは、現代日本に生きる我々自身の立ち位置を見直すための手がかりにもなるだろう。
<h4>“Andean Civilization and its legacy to the present-day 2”</h4>
This course deals with the overview of the Andean civilizations including the issues of Spanish conquest and its relations to the contemporary Peruvian society.
回数 | 講義内容 |
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1 | ガイダンス |
2 | 現代のペルーと古代の遺産Ⅰ |
3 | 現代のペルーと古代の遺産Ⅱ |
4 | フィールドワークと現地社会Ⅰ |
5 | フィールドワークと現地社会Ⅱ |
6 | 古代アンデスの食文化Ⅰ |
7 | 古代アンデスの食文化Ⅱ(教員の研究成果紹介) |
8 | 自然災害とアンデス文明 |
9 | 古代アンデスの戦争Ⅰ |
10 | 古代アンデスの戦争Ⅱ |
11 | 古代アンデスの巡礼 |
12 | 古代アンデスの埋葬儀礼 |
13 | 古代アンデスのコスモロジー(教員の研究成果紹介) |
14 | その他研究紹介 |
15 | 予備 |
出席+期末試験で総合的に評価する。ただし履修者多数の場合は時間の都合上出席をとらず、したがって期末試験のみで評価することになる。
本講義はスペイン語学習者以外にも広く門戸を開いている(スペイン語の能力は問われない)。授業内でスペイン語の専門用語を用いる際は補足説明する。
前期「アメリカ地域論1」も履修することが望ましい(応相談)。
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