科目名 | 障害学 Disability Studies |
---|---|
種別 | 特別科目 |
単位 | 1単位 |
大学名 | 神戸市看護大学 |
担当教員 |
樫田 美雄 准教授 |
開講期間 | 後期(10/28~12/16) |
開講日・時間 | 水曜 18:15~19:45 |
対象学年 | 2年次以上 |
募集人員 | 70名程度 |
障害(学)をめぐる諸問題の検討を通して、「(障害者との)共生社会」の実相を理解す る。後期近代社会において、「障害者」をはじめとした人間資源が、どのような視線のもと で利用されようとしているのかを「大競争社会の到来」という枠組みのもとで理解する。 それらの理解をもとに、現代社会理解のキーワードとしての「消費社会」と「グローバリ ゼーション」を、自分自身で活用可能な水準にまで、血肉化する(キーワードを自家薬籠 中のものとしたレポートが書けるようになるということだ)。結果として、社会変動に応じ て、自らの対社会的スタンスを変革できる能力を育て、20年後に幹部看護師等の対人サー ビス専門職幹部になり得る力を得させる。また、社会科学の授業として、社会科学系のレ ポート作成能力及び、グループワーク(GW)遂行能力をも養成する。
回数 | 講義内容 |
---|---|
1 | はじめに……ビデオ「ITが開く情報の扉」or「音のない世界で」を見て考える |
2 | 観察(1)……“障害者”の諸宣言を見てみよう!(GW) |
3 | 観察(2)……“障害者”の諸宣言を見てみよう!(承前)(GW) |
4 | 理論(1)……「障害学入門」(その1:基本概念を理解しよう) ★杉野昭博『障害学―理論形成と射程―』、 石川准・長瀬修編『障害学への招待』&石川・倉本編『障害学の主張』 |
5 | 理論(2)……「障害学入門」(その2:障害学の展開を把握しよう)(GW) ★安積純子、尾中文哉、立岩真也、岡原正幸 『生の技法―家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(文庫版) 北島行徳『無敵のハンディキャップ』(文庫版) |
6 | 思考(1)……我々はどこまで行けるのか(その1)(GW) ★渡正『障害者スポーツの臨界点―車椅子バスケットボールの日常的実践から』 阿部他「資源としての障害パースペクティブの可能性」in『年報筑波社会学』 |
7 | 思考(2)……我々はどこまで行けるのか(その2)(GW) ★テーマを決めて、自分で調べて書く。発表する。 意見をもらう。相互に添削をする。 |
8 | 発表会……WEB上に、『神戸障害学論集』という模擬雑誌を作る ★特集「著作権法と大学教育における著作物利用」in『大学時報』346号 |
平常点(40%)とレポート(60%)。
毎回の授業に出席すること。とりわけ初回は、授業概要とコメントシートの書き方を指導 するので、必ず出席すること。内容はハードですが、得られるものは大きいはずです。志 の高い学生諸君の積極的な履修を期待しています。
UNITY(Academic Community Hall)
Kobe Academic Park Association for the Promotion of Inter-University Research and Exchange
Copyright © 1994 - 2025 UNITY. All Rights Reserved. -- このサイトについて
This page is produced by Kobe City College of Technology.