科目名 | 応用倫理学 Applied Ethics |
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種別 | 特別科目(高大連携講座対象科目) |
単位 | 2単位 |
大学名 | 神戸市立工業高等専門学校 |
担当教員 | 手代木 陽 教授 |
開講期間 | 前期(4/6〜8/3) |
開講日・時間 | 月曜日 18:15〜19:45 |
対象学年 | 全学年 |
募集人員 | 40名(総数) |
倫理学の根本問題は「人間はいかに生きるべきか」ということである。 この講義では科学技術と人間の生き方の問題を考える。 科学技術の進歩が現代社会に投げかけている諸問題は科学的・政治的であると同時に、 勝れて倫理的問題でもある。その根本には「人間はいかに生きるべきか」という問いがあるからである。 この点を生命倫理・環境倫理・情報倫理の問題を通して考えてみたい。
回数 | 講義内容 |
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1 | 応用倫理学とは? ‐「人間」への問い |
2 | 人間とは? ‐ヒトと類人猿の差異 |
3 | 科学技術と人間‐ハンス・ヨナスの技術観 |
4 | 人間の生死と技術(1) 患者の意思に応じた尊厳死や安楽死は許されるか? |
5 | 人間の生死と技術(2) 脳死は「人の死」か? ‐「死の定義」の問題 |
6 | 人間の生死と技術(3) 臓器移植で10 人を救うために1人を犠牲にしてもよいか? |
7 | 人間の生死と技術(4) 胎児に「生存権」はあるか? ‐人工妊娠中絶の是非 |
8 | 人間の生死と技術(5) 他人の精子・卵子・子宮で子どもを作ってもよいか? |
9 | 人間の生死と技術(6) 遺伝子技術は「人間の尊厳」を傷つけないか? |
10 | 人間と環境(1) 市場社会システムで地球温暖化問題を解決できるか? |
11 | 人間と環境(2) 生態系を破壊する「移入種」を駆除してもよいか? |
12 | 人間と環境(3) 未来の人間のために環境を守る義務はあるか? |
13 | 人間と情報(1) インターネットは「共愉的な道具」か? |
14 | 人間と情報(2) 機械で人の意志を制御してもよいか? |
15 | まとめ |
毎時間その日のテーマに関して小レポートを提出してもらう。これを評価の5割とする。 後の5割は試験で評価する(統一試験が不可能な場合には課題レポートをこれに代える)。 どちらも自分の考えをどれだけ論理的に展開できているかどうか、またその独創性が評価の基準になる。
予備知識は一切必要なし。自分の頭で考える訓練が大事である。
毎時間の小レポートは成績評価の要・不要にかかわらず提出してください。
成績評価が必要な場合には試験も受験してください。
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