科目名 | 民族衣装論 Ethnology of Asian clothing |
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種別 | 特別科目(高大連携講座対象科目) |
単位 | 2単位 |
大学名 | 神戸芸術工科大学 |
担当教員 | 新田 恭子 講師 |
開講期間 | 後期(9/29〜12/22・1/5〜1/26) |
開講日・時間 | 火曜日 16:30〜18:00 |
対象学年 | 1年次以上 |
募集人員 | 20名程度 |
人間は、「おしゃれ」することによって、自己を表現しようとする。民族衣装を着ること
は、単純にとらえればある民族への帰属を表しているが、歴史や文化に注目して視野を広
げてみると、衣装の形や色だけでなく、素材や技法などからも多様な情報を読み取ること
ができる。アジアを中心とした地域の様々な民族衣装の視覚資料から、それぞれの魅力と
その背後にある歴史や文化に触れ、より深く民族衣装を理解する。
また、民族衣装の素材から、染め、織り、刺繍などの技法についても学び、テキスタイ
ルに対する視野を広げる。
多様な文化背景をもつ「おしゃれ」に数多く触れ、理解を深めながら、日本と東アジア、
東南アジア、南アジア地域の民族衣装を、テキスタイルからの視点でとらえられるように
なることを目標とする。
回数 | 講義内容 |
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1 | 趣旨と概要の説明−「おしゃれ」の源をさぐる |
2 | 「おしゃれ」の源をさぐる−身体変工のいろいろ |
3 | 身体をはった「おしゃれ」−タトゥの持つ意味 |
4 | 巻き付ける「おしゃれ」−ひもから四角い布まで |
5 | 日本服飾史−「きもの」の成り立ちを中心に(日本1) |
6 | 東アジアから見た「きもの」(日本2) |
7 | 「きもの」の意匠と役割−歌舞伎衣装を例に(日本3) |
8 | 「きもの」の素材と染織技法−友禅染と西陣織(日本4) |
9 | 「チャイナドレス」への考察(中国1) |
10 | 中国少数民族の服飾1−ミャオ族(中国2) |
11 | 中国少数民族の服飾2−タイ族(中国3)I |
12 | 絞(しぼり)と絣(かすり)−グジャラート州の事例(インド) |
13 | 民族衣装に染められた「赤」(ブータン) |
14 | 民族衣装と藍染め |
15 | 授業全体のまとめ |
授業中に実施する小レポートを50%と試験期間におこなう定期試験50%で評価。
図書館などで次回授業のキーワードと質問事項について調べ、予習をすること。授業後に 配布資料をファイルし、図書館で参考図書のリストから本を借りて読むなどの復習をおこ なうこと。1/3以上の欠席は授業放棄とみなし、原則として単位付与はしない。
色んな画像を一緒にみて、多様なおしゃれの世界を学びましょう。
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