科目名 | 障害学 Disability Studies |
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種別 | 特別科目 |
単位 | 1単位 |
大学名 | 神戸市看護大学 |
担当教員 | 樫田 美雄 准教授 |
開講期間 | 後期(10/29~12/17) |
開講日・時間 | 水曜 18:15~19:45 |
対象学年 | 2年次以上 |
募集人員 | 70名程度 |
障害(学)をめぐる諸問題の検討を通して,「(障害者との)共生社会」の実相を理解する. 後期近代社会において,「障害者」をはじめとした人間資源が,どのような視線のもとで利 用されようとしているのかを「大競争社会の到来」という枠組みのもとで理解する.それ らの理解をもとに,現代社会理解のキーワードとしての「消費社会」と「グローバリゼーショ ン」を,自分自身で活用可能な水準にまで,血肉化する(キーワードを自家薬籠中のもの としたレポートが書けるようになるということだ).結果として,社会変動に応じて,自ら の対社会的スタンスを変革できる能力を育て,20 年後に幹部看護師等の対人サービス専門 職幹部になり得る力を得させる.また,社会科学の授業として,社会科学系のレポート作 成能力及び,グループワーク(GW)遂行能力をも養成する.
回数 | 講義内容 |
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1 | はじめに・・ビデオ「ITが開く情報の扉」or「音のない世界で」を見て考える |
2 | 観察(1)・・“障害者”の諸宣言を見てみよう!(GW) |
3 | 観察(2)・・“障害者”の諸宣言を見てみよう!(承前)(GW) |
4 | 理論(1)・・「障害学入門」(その1:基本概念を理解しよう) ★杉野昭博『障害学- 理論形成と射程−』, 石川准・長瀬修編『障害学への招待』&石川・倉本編『障害学の主張』 |
5 | 理論(2)・・「障害学入門」(その2:障害学の展開を把握しよう)(GW) ★安積純子、尾中文哉、立岩真也、岡原正幸 『生の技法—家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(文庫版) 北島行徳『無敵のハンディキャップ』(文庫版) |
6 | 思考(1)・・・我々はどこまで行けるのか(その1)(GW) ★渡正『障害者スポーツの臨界点−車椅子バスケットボールの日常的実践から』 阿部他「資源としての障害パースペクティブの可能性」in『年報筑波社会学』 |
7 | 思考(2)・・・我々はどこまで行けるのか(その2)(GW) ★テーマを決めて,自分で調べて書く.発表する. 意見をもらう.相互に添削をする. |
8 | 発表会・・・WEB上に,『神戸障害学論集』という模擬雑誌を作る ★特集「著作権法と大学教育における著作物利用」in『大学時報』346 号 |
平常点(40%)とレポート(60%)
毎回の授業に出席すること。とりわけ初回は、授業概要とコメントシートの書き方を指導 するので、必ず出席すること。内容はハードですが,得られるものは大きいはずです.志 の高い学生諸君の積極的な履修を期待しています。
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